A review by i_llumi
二癈人 by 江戸川乱歩

dark mysterious reflective fast-paced
  • Plot- or character-driven? Character
  • Strong character development? It's complicated
  • Loveable characters? It's complicated
  • Diverse cast of characters? It's complicated
  • Flaws of characters a main focus? Yes

4.25

日本語で(短い)読書感想文を書いてみます!
これで私が読んだ江戸川乱歩作品の合計が三冊となります。(今の所、『二銭銅貨』>『二癈人』>『怪人二十面相』という順番です。)
正直、この小説を読み終わった時、なんだかピンと来ませんでした。何となく物語が何を伝えたいのかは一般的に理解しましたが、ミステリーとして弱いと思いました。しかし、ネットで検索してみたら、「狐人」って言うブログを見つけて、その人の素晴らしい感想文を読んでみると、改めて己の愚かさや甘さを自覚しました。(∗∕ ∕•̥̥̥̥∕ω∕•̥̥̥̥∕)

この作品はミステリーを単なる道具として、人間の心理分析(?どうやっていうんだろ)をするのです。それも一応考えていたのですが、その深さをなめていました。
このたったの18ページのお話は人間の醜いところを晒し、読者が自分自身に「お前はクソ野郎だな」と言わせます。「狐人」が書いたように、「 やっぱり自分勝手な人間だと思ってしまい、どうしても好きにはなれないキャラクターですが、だけど現実の人間がよく描かれている感は否めませんね。僕も斎藤と同じ人間かもしれない、ということもまた否めません、というのが今回のオチ。 」というのがこの作品は訴えているのではないか。

夏目漱石の『こころ』を読んでいた時も思いましたが、日本人って本当に人をよく見ていますよね。ブラジル(西洋人)の作者さん達ももちろん 人を読む魔法の力を持っていますが、西洋社会では感情を素直に表すそのがもっと簡単にできるのです。日本人はその手、どんなに親しい人と会話しても、相手の本心はどんななのか分かりにくいのですよね。そのせいかどうか分かりませんが、西洋世界からの日本文学への印象は「悲しい、心細い」て思います。だって、こんなワクワクドキドキのはずのミステリー小説でも、誰も認めたくない、自分のイヤな部分を見させるのですから。

なんだか何が何だかわからないですよね。もう遅いので脳ミソがよくはたらいていないようです。
考え事は沢山ですが、もう日本語でタイプするのは面倒くさいです。

おやすみなさい。

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that was longer than expected.
future note: I read this with this awesome audio recording + realized how dumb I was by reading this pog blog post by "fox person". it's 10pm now, I have a portuguese final tomorrow morning, I haven't studied at all and I'm tired. good night
i hope my friend doesn't frame me for murdering someone while I was asleep



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